自分自身のポリシーとして『普通の人間が当たり前のような顔をして、凄まじい舞台をサラっとこなす』というのがある。
10数年も前になるか、まだ僕が芝居に依存していた頃、芝居人には鋭い感性や特殊な感覚がないといけないと思っていた。
だけどずっと違和感があった。そういうタイプの芝居人と話していても全然おもしろくなかっ。
その後、僕なりにキャリアを積み、団体を構えた辺りから、普通にサラっとやる事に決めた。
しかし、そうやると決めたからって、何が変わるわけじゃ無い。意識の問題だった。
とりあえず、勘違いだけはしないように気をつけた。いくつかある。
『失敗か成功かの判断から逃げない』
『常に自分は、まだ知られていないというスタンスを崩さない』
『あたかもたくさんの人に期待されているかのようなプロモーションはしない』
『「長崎を…」とか「若手を…」とか、自分で勝手に背負わない』
自分の作品や劇団に自信と誇りを持っているから、そういうスタンスを貫きたい。
水面下でどんなにジタバタしていようとも、常にサラっと頑張る。
その全て答えを、舞台で出し続けて行きたい。

